専門学校のao入試で行う面談ってどうやって乗り切れば良いの?

専門学校はao入試というものがあります。学力による判断ではなく、人間性を判断して合否を出すことが多いため、面談は非常に重要なものとなります。特定の分野に対して専門的に学ぶことを考えれば、アピールの仕方はそう難しいものではありませんが、具体的にどのような対策を行えば良いのかを、私の経験談をもとに紹介します。

将来のビジョンを明確にする

専門学校は、その名の通り特定の分野に対して専門的知識を学ぶ場所です。将来その分野の仕事について活躍したいという気持ちがある人には最適な学校ですが、何をしたいか分からないからとりあえず入学しておこうという気持ちの人には不向きだと言えるでしょう。

ao入試では、応募者がそのどちらなのかを見極めてふるいにかけます。専門知識を学ぶ場所であり、学校が近いから、友達が通っているからなどの理由で入学させるわけにはいかないからです。面談では、必ずと言っていいほど「将来の夢」を聞かれます。

夢を叶えるために、学校選びを正しく行っているかを確認するためです。例として、私が通っていた料理専門学校での面談を紹介しましょう。私もao入試を受けた末合格をつかみ取りました。学生時代のエピソードや、自分の話をするのは苦ではありませんでしたが、一番悩んだのは将来のビジョンを明確にすることです。

当時の私は、まだはっきり将来のビジョンを持っていませんでした。唯一の趣味が料理だったため、いつかは自分のお店ができたらいいなと淡い夢を抱いていた程度です。料理の専門学校を目指す人であれば、多くの人が同じような夢を持っているため、当たり障りのないビジョンだと思い、面談ではこれを採用しました。

自分が作るもので、たくさんの人を笑顔にしたい、社会に貢献したい、一生その名が残るような名店を作りたいなど、将来のビジョンをはっきり伝えられることで、学校側はその手助けをしようと考え合格を出します。合格したいのであれば、学校側が生徒にどんな夢を持ってほしいと思っているかを考えた上で、自分の将来のビジョンを明確にすることが大切です。

今までどんな過ごし方をしてきたかで人間性をイメージさせる

高校3年間で、どのような過ごし方をしてきたかを尋ねられます。友達付き合い、部活、ボランティア活動への取り組みなど、とにかく何でも良いから教えて欲しいというのが学校側の希望です。なぜ高校生の頃の過ごし方を知りたいかというと、それを聞くことで人間性をイメージしやすいからです。

例えば、部活に入らず勉強ばかりしてきたという人であれば、成績は良いかもしれませんが、人付き合いが苦手そう、チームで協力して何かを成し遂げるという経験が少ない、というイメージがつきます。逆に、部活で好成績を残してきたことばかりアピールする人は、勉学にも同じ情熱を注いでこなかったことが分かります。

何を頑張ってきたのか、どんなことが印象に残っているかを伝えることで人間性が分かり、合格を与えるにふさわしいかどうかを判断します。私の場合、高校時代に生徒会に所属していました。立場は書記という目立たないポジションでしたが、生徒会員の意見をきちんと整理してまとめたり、人が見やすい字を意識して書いたりすることに長けていると自負しています。

この視野の広さを料理の世界でも活かし、現場のみんなに伝わるような資料作成ができるという長所につなげました。目立つポジションになりたいという強欲さがなくても、縁の下の力持ちとして頑張りたいという熱意は伝わったようです。

料理の世界は、一見華やかそうなイメージがありますが、実際は地味な作業もたくさんあります。そのため、私のような考え方も必要だと判断してもらえたのが、合格の理由の1つだったと言われました。

なぜこの専門学校にしたのかをはっきり伝える

同じジャンルの専門学校でも、全国各地に様々な学校があります。私が入学した料理のジャンルも、学べる分野やレベルに差はあれ、たくさんの学校がありました。だからこそ、学校側は「たくさんある中でなぜうちを?」というところが気になっています。

それをしっかり伝えることで、リサーチを行っていることや、本当にこの学校を気に入って入学を決めてくれたということが伝わります。私の専門学校は、調理と製菓のどちらも学ぶことができる学校でした。一般的には、調理だけ、製菓だけ、というようにジャンル分けされていたため、どちらを学びたいかはっきり決められなかった私にとっては、その学校が非常に魅力的だったのです。

そこを強く伝え、学ぶ意欲としました。

オープンキャンパスの体験談を話す

専門学校では、定期的にオープンキャンパスが行われています。実際にキャンパス内を歩いてみたり、授業を受けてみたりしながら、入学することへの意識確認ができます。もちろん、このオープンキャンパスに参加していないから不合格になるということではありませんが、参加したことで得られることが多いのは事実です。

私は、オープンキャンパスに行ったことで、実際の調理場の広さや設備、授業風景を目の当たりにし「ここで勉強したい」という気持ちを再確認することができました。先輩たちと一緒に作った料理を食べ、こんなものが作れるんだと思った時には感動し、もっといろんなものが作れるようになりたいと思うようになりました。

この経験が、面談の時にアピールの1つになるのです。資料だけでは分からなかった学校の魅力を肌で感じ、明確な志望動機につなげることができれば、面接官にも必ず伝わるでしょう。

専門学校のao面談とは?好印象を与えるためのポイント

リラックスして話すことが一番大切

どんな面談においても同じことですが、一番大切なのはリラックスして話すということです。練習時にスムーズに話すことができたとしても、本番で緊張してしまい、話したい内容が飛んでしまっては意味がありません。

自分の魅力や熱意を明確にできたのであれば、それを伝えるために自分をコントロールさせましょう。私は緊張しやすい性格だったため、前日の夜はなかなか眠れないほどでした。落ちたらどうしようということばかり考えてしまい、不安で仕方がなかったのです。

しかし、オープンキャンパスで仲良くなった友達から「一緒に入学したいね」と言ってもらえたことをきっかけに、気持ちが落ち着いていき、リラックスして面談を受けることができました。幸い面接官は1人しかおらず、たくさんの職員を目の前に1人尋問をされるような面談ではなかったことも、リラックスできた要因かもしれません。

実際の面談現場はどんな雰囲気になるか、それは学校でそれぞれ違います。だからこそ、自分で自分の精神をコントロールすることが大切です。自分の長所や、その分野を学びたいという熱意を伝え忘れないよう、しっかり練習して挑みましょう。